CSS のチェッカが欲しい

html のチェックは用意できた。そうなると CSS もチェックしたくなる。

以前も使ったことのある、W3C のを インストールする事にした。

インスールは一度やったのだが、今回、色々変わっていて、ちょっとハマった。 以前は .war ファイルがダウンロードでき、それを Tomcat の管理下の ディレクトリに置くだけで済んだと思ったのだが、今回 .war のリンクは 見当たらない。

結果、成功した手順はソースを取得して、ローカルで .war を生成する手順だった。

で、またしても インストールドキュメント に振り回されるという。 前回は英語のページを見て進められたのだが、今回は日本語と英語ページに それ程差が無く、周辺情報を調べるのにちょっと時間がかかった。

環境

必要なものは以下

  • Java 環境
  • Ant
  • Tomcat

Ant 以外は前回の html5 Validator のインストールで入れてある。 Ant は ant パッケージになっているのでそれをインストールするだけ。

# apt-get install ant

インストール手順

  1. GitHub からソースを取得する
  2. ライブラリへのパスを修正する
  3. .war を作成する
  4. .war を Tomcat の所定ディレクトリにコピーする

と、なる。

GitHub からソースを取得する

適当なディレクトリで

$ git clone https://github.com/w3c/css-validator

ライブラリへのパスを修正する

build.xml を編集し、servlet.lib の項を自環境の servlet.ライブラリを 指すようにする。Tomcat8 のものを指定する。

<property name="servlet.lib" value="/usr/share/tomcat8/lib/servlet-api.jar"/>

.war を作成する

$ ant war

ワーニングがでつつもcss-validator.war が作成される

.war を Tomcat の所定ディレクトリにコピーする

# cp css-validator.war  /var/lib/tomcat8/webapps/

Tomcat が自動で展開し、css-validator/ ディレクトリが作成される。

アクセスする

http://localhost:8080/css-validator/ にアクセスする

ドキュメントについて

分かりにくいのは以下の 2 点

  • build.xml って何?どこにあるの?
  • ソースGitHub から取得する

ちょっと調べて、build.xml は Java 環境の makefile だって事が分かる。 ただ、どうやって作ったら良いのかが分からない。 で、これってソース一式で取得するんじゃないか、に思い至るまで、 時間がかかった。まぁ、そこからは速かったのだが。

ソース って一言書いておいて欲しかった。

実は、良く読むと CVS で取得ってなってはいた。だけど、ソースの取得まで 必要って事がなかなか飲みころなかった。

とは言え、リンク先が GitHub なのだから git で clone すれば良いとは 思いつくし、実際それでできる。この辺りも記述しておいて欲しい所だ。 こっちの方が簡単だし、git の流儀だと思う。